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おすすめ作家&作品 Ⅰ

<はじめに>
 オレは、小学校までは割と読書好き(主にシャーロック・ホームズなどの推理小説)だったが、中学、高校、大学ではほとんど本を読まなかった。(マンガは、少女漫画まで読みまくり。)

 就職してからも、最初の3年間はマイカーで15分の通勤だったこともあり、相変わらず読書には遠ざかっていた。

 しかし、4年目から電車通勤になり、往復1時間の暇つぶしのため、読書を思い立ち、文庫本を読むようになった。(そのとき、久しぶりに買った文庫本は、宮本輝の「錦秋」)
 電車の読書は、通勤時間を読書の時間に変えてくれた。

 これまで、20数年の電車通勤で、恥ずかしながら、駅を乗り越しを過去3度したことがある。いずれも一杯飲んで寝て乗り越した訳ではなく、本に熱中し、乗り越したものである。

 読み始めて数年は、多い年は年間100冊くらい(この頃は20冊くらいかな。)をノンジャンルで読んでいたが、だんだん好きな作家が決まってきたので、おすすめする作家と代表作をセレクトしてみる。
 なお、車内では、ほとんど立ったままであることもあり、文庫本や新書しか読んでいないので、その点はご容赦を。


<オススメする作家&作品 Ⅰ>

○東野 圭吾
・ほぼ全ての作品(どれを読んでも楽しめる!)
 最初に「秘密」を読んで、こんな面白い作品を書く作家がいるんだ!とはまる。
 当時、長男の妊娠中に入院(早産の気で)していた妻にも勧めたら、妻の方が完全にはまってしまい、今も、新刊本が出たら図書館で予約して読んでいる。(節約術の一つ。)
 どの作品も、構成がしっかりしていて、必ず最後にはオオッ!と唸るエンディングが待っている。


○宮本 輝 
・ほぼ全ての作品
 生と死を根源的なテーマとしてどの作品も書いていると思う。
 「青が散る」は、テレビドラマでも見ていて、好きな作品。
 「流転の海」シリーズは、なかなか完結しない。高齢の読者からは、「自分が死んでしまうまでには完結させて欲しい」との切実な手紙が届いているらしい。
 阪神淡路大震災以降、作品のテイストがちょっと変わった。


○伊坂 幸太郎
・ほぼ全ての作品
 読み進めていくと、独特の浮遊感を感じる。
 映画化もされた「ゴールデンスランバー」は、伊坂作品の入口(取っ付きやすい。)としておすすめ。
 世の中の出来事一つひとつにはそれぞれ意味があり、全てがつながっているということを感じさせる。
 また、個性的なキャラクターは、他の作品にも登場し、それなりの役割を果たし、「伊坂ワールド」を形作っている。伊坂ワールドは、初期の作品の方が濃い。


○花村 萬月
・ほぼ全ての作品 
 プロフィールを見ると、こんな人がいるんだと思うような少年、青年期を送っている。その体験がどの作品にも底流に流れている。
 言葉というものに対する思いが感じられ、次々と紡ぎ出される難解な言葉のリズム感が心地よい。
 非日常の世界(バイオレンスやエッチなの)を疑似体験するなら、一押し。


○鈴木 光司
「リング」・「らせん」・「ループ」 
 ご存知、貞子のやつ。
 「リング」は、当時、全く内容は知らずに、書店で裏表紙のあらすじを見て買った。
 すごく怖くて、しかもおもしろかった。
 続く「らせん」は、ブック・オフでハードカバーを買った。唯一持っているハードカバーである。それほど、すぐに読みたかった本。でも、古本。(笑)
 深夜0時くらいから睡眠薬代わりにしようと寝床で読み始めたら、どんどん怖くなって、子供の時のようにトイレに行くのもビクつき、早く読み切って安心したくて、朝の3時過ぎまでに一気に読んでしまった。(次の日、ドーンと疲れが出た。)
 最後の「ループ」は、ちょっとラストは無理矢理感があったのは確か。でも、ここまで読まないと一件落着という感じが得られないから読むべし。

「楽園」 
 日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を取っただけのことはある。太古から現代まで、時代をめぐり地球を1周する壮大なラブロマンスというか人類愛的な物語。読んだ後は、恋人(妻)と海外旅行へ行きたくなる。


○貴志 祐介
「黒い家」 
 こんな怖い作品は今まで読んだことがない。最後の最後までいつになったらこの怖さから解放されるのかと頭を抱えたくなってしまうほど、ドキドキハラハラさせられる。読んだ後、夜はほんとにトイレに行くのが怖かった。女は恐ろしい~。


≪つづく≫





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